2013年03月14日
AGM ステンMk.2 チューニング
COMBAT DOLL の店主です。
今回は、海外製でもマニアックな部類ですね。
AGM ステンMk.2 です。
クライアント様の要望は、マルイのノーマル電動ガンレベルにして欲しいとの事で、ハードルが高そうです・・・。
とにかく分解ですね。

ストックを外すと・・・ 断線してますね。後でつなぎ直しです。
本体のネジを6本外して、メカボックスをむき出しにしますが、モーターハウジング(トリガーブロック)を先に外さないと、本体から取り出せませんので、無理に引っ張らないように気をつけましょう。
メカボックスの中身は怪しげなグリスがベッタリなのは、デフォなのですが、軸受けを見るとシムが入っていないかの如くガタガタですね。どちらにしても調整しますけど・・・。
基本、M14ぽいメカボックスですが、モーターの取り付け部分が大きく違いますので、流用はできないパターンです。ギアもスタンダードなVer.2兼用の物です。

内部パーツの洗浄をしながら、交換するパーツを決めます。
ノズル(マルイ製品より加工)、シリンダー(マルイ純正穴あき)、スプリング(マルイ純正)、ピストンヘッドのOリング(マルイ純正)、軸受け(システマオイルレス)、シム追加調整、ダンパー追加ですね。
メカボックスの成型も不安有りなので、最低限の負荷で80~85m/sを狙います。
ピストンヘッドは1.5㎜の6穴なので、シリンダーは穴あきを選択してあります。
タペットプレートも引っかかりがあったので、バリ取りは必須でした。
スプリングガイドには、ダンパーとスラストワッシャーの追加でテンションの増圧をしてあります。
ピストン内部にもスラストベアリングは入っていますので、ピストンは交換していません。

ノズルは仕上げが悪過ぎるので交換ですが、長さの合うマルイのM16A1用の物を加工しました。
根本の段差を削り落とし、はまり込む溝の部分もサイズに合わせてサイズを小さくします。そのままはめてみたところ、圧縮されてきつくなり過ぎてしまったので加工調整する必要がありました。
チャンバーブロックの分解ですが、ちょっと面倒です。

マガジンハウジングを外しますが、ピンの圧入なので外したあとが不安です。
フロントサイトも同じくです。正直、折ってしまいそうで怖かったです。
無事にチャンバーブロックのアッセンブルを外して、チャンバーとバレルを分解できたのですが・・・
「なんじゃこりゃ?」とスプリングが転がってきました。
HOPパッキンの押さえを、画像のようにスプリングでやっていたようです・・・。
これでは、きれいにHOPは掛かりませんね。位置も悪ければテンションも足りません。

パッキンに付いた癖を見ても間違いありません。ゴムもカチカチでパッキンごと交換です。
やっぱり、安定要素が重要な部分ですので、安心な国産品を選びます。
インナーバレルはきれいに加工されているのですがねぇ・・・。
交換が済んだところで、チャンバーを押し当てて試射してみます。
初速は当店弾測器で80m/sちょいくらい。狙い処良しでした。今回は冴えてる様です。
チャンバーをメカボックス側に押し付ける為のスプリングも追加します。
本体のアバウトな作りをカバーする為には絶対必要になりますので、これで組み上げて行きます。

通電に不安があったので、トリガーの亜鉛パーツでスイッチ接点となっていた部分に端子を増設します。
それと、ストック側に絶縁用のラバーシートを貼って組み上がりですが、ストック取り付けの際は、なるべく上に押し上げて止めてください。メカボックスの固定がプレスボディの為に、歪みで位置出しがバラついてしまうので、なるべくセンターに近づける必要があります。
再度、試射しましたが、やっぱりというかストックの取り付けネジの締め位置で初速と飛びにムラが出ます。位置が出ていれば、初速は83~85m/sと安定してHOPの効きもマルイ製品な感じですが、ズレてしまうとポロ弾になったり、HOPが掛からなかったりしてしまいます。シビアの状態ですが、随分、普通の電動ガンになったと思います。
ただ、モーターの交換はしませんでしたが、マルイの純正の700モーターあたりに交換したいところです。
サイクルが遅いのはリアルで良いのですが、よほど弱いモーターなのか、負荷で焦げ臭くなる上にコードも発熱してしまいます。見積もりの関係でそのままにしてしまいましたが、交換が望ましいと思いました。
とりあえず、マルイレベルにはできましたので、フィールドで活躍頂きたいと思います。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日
年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
今回は、海外製でもマニアックな部類ですね。
AGM ステンMk.2 です。
クライアント様の要望は、マルイのノーマル電動ガンレベルにして欲しいとの事で、ハードルが高そうです・・・。
とにかく分解ですね。
ストックを外すと・・・ 断線してますね。後でつなぎ直しです。
本体のネジを6本外して、メカボックスをむき出しにしますが、モーターハウジング(トリガーブロック)を先に外さないと、本体から取り出せませんので、無理に引っ張らないように気をつけましょう。
メカボックスの中身は怪しげなグリスがベッタリなのは、デフォなのですが、軸受けを見るとシムが入っていないかの如くガタガタですね。どちらにしても調整しますけど・・・。
基本、M14ぽいメカボックスですが、モーターの取り付け部分が大きく違いますので、流用はできないパターンです。ギアもスタンダードなVer.2兼用の物です。
内部パーツの洗浄をしながら、交換するパーツを決めます。
ノズル(マルイ製品より加工)、シリンダー(マルイ純正穴あき)、スプリング(マルイ純正)、ピストンヘッドのOリング(マルイ純正)、軸受け(システマオイルレス)、シム追加調整、ダンパー追加ですね。
メカボックスの成型も不安有りなので、最低限の負荷で80~85m/sを狙います。
ピストンヘッドは1.5㎜の6穴なので、シリンダーは穴あきを選択してあります。
タペットプレートも引っかかりがあったので、バリ取りは必須でした。
スプリングガイドには、ダンパーとスラストワッシャーの追加でテンションの増圧をしてあります。
ピストン内部にもスラストベアリングは入っていますので、ピストンは交換していません。
ノズルは仕上げが悪過ぎるので交換ですが、長さの合うマルイのM16A1用の物を加工しました。
根本の段差を削り落とし、はまり込む溝の部分もサイズに合わせてサイズを小さくします。そのままはめてみたところ、圧縮されてきつくなり過ぎてしまったので加工調整する必要がありました。
チャンバーブロックの分解ですが、ちょっと面倒です。
マガジンハウジングを外しますが、ピンの圧入なので外したあとが不安です。
フロントサイトも同じくです。正直、折ってしまいそうで怖かったです。
無事にチャンバーブロックのアッセンブルを外して、チャンバーとバレルを分解できたのですが・・・
「なんじゃこりゃ?」とスプリングが転がってきました。
HOPパッキンの押さえを、画像のようにスプリングでやっていたようです・・・。
これでは、きれいにHOPは掛かりませんね。位置も悪ければテンションも足りません。
パッキンに付いた癖を見ても間違いありません。ゴムもカチカチでパッキンごと交換です。
やっぱり、安定要素が重要な部分ですので、安心な国産品を選びます。
インナーバレルはきれいに加工されているのですがねぇ・・・。
交換が済んだところで、チャンバーを押し当てて試射してみます。
初速は当店弾測器で80m/sちょいくらい。狙い処良しでした。今回は冴えてる様です。
チャンバーをメカボックス側に押し付ける為のスプリングも追加します。
本体のアバウトな作りをカバーする為には絶対必要になりますので、これで組み上げて行きます。
通電に不安があったので、トリガーの亜鉛パーツでスイッチ接点となっていた部分に端子を増設します。
それと、ストック側に絶縁用のラバーシートを貼って組み上がりですが、ストック取り付けの際は、なるべく上に押し上げて止めてください。メカボックスの固定がプレスボディの為に、歪みで位置出しがバラついてしまうので、なるべくセンターに近づける必要があります。
再度、試射しましたが、やっぱりというかストックの取り付けネジの締め位置で初速と飛びにムラが出ます。位置が出ていれば、初速は83~85m/sと安定してHOPの効きもマルイ製品な感じですが、ズレてしまうとポロ弾になったり、HOPが掛からなかったりしてしまいます。シビアの状態ですが、随分、普通の電動ガンになったと思います。
ただ、モーターの交換はしませんでしたが、マルイの純正の700モーターあたりに交換したいところです。
サイクルが遅いのはリアルで良いのですが、よほど弱いモーターなのか、負荷で焦げ臭くなる上にコードも発熱してしまいます。見積もりの関係でそのままにしてしまいましたが、交換が望ましいと思いました。
とりあえず、マルイレベルにはできましたので、フィールドで活躍頂きたいと思います。
COMBAT DOLL 店主 中根
営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
定休日 日曜日
年末年始 他 臨時休業あり
TEL 053-450-3308 FAX 同番
メール info@combatdoll.jp
ミリブロのメッセージからでも大丈夫です