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Posted by ミリタリーブログ  at 

2013年03月22日

八九式 自動小銃 レンジアップ「山」

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回はマルイ 89式 のカスタムです。



 持ち込みの状態としては、他店でカスタムされた長射程カスタムされた物です。

 前回記事の Magpul AK もそうでしたが、既存のパーツを使用した長射程モノは、集弾性が今一つの物が多く、リチューンの依頼が結構きます。
 固体ごとのバランスを取るのが微妙なところですので、その辺が難しいのでしょうね。

 先にチャンバー周辺をいじります。



 HOPレバーも社外品(Laylax製)が付いており、バレルも加工されロングレンジ加工になっています。
 この仕様は、HOPパッキンの筒状部分のスベスベした部分をBB弾に押し当てるようになっているので、摩擦抵抗が少なく、必要な回転を掛けるには距離を長くとらなければなりません。その分不安定要素が増大してしまうので、集弾性の安定感が出ません。押さえ量の調整もシビアになり、シリコンメンテナンスをすると、弾道が全然違ってしまう訳です。



 通常の切り欠き分でまかなえる、当店の方式だと距離を最低限の長掛けHOPにしてありますので、ムラが少なく集弾性が上がります。摩擦抵抗と柔らかさのバランスを取ることで、ロスを最低限にする訳です。
 最低限の負荷で、最大の効率を求めた結果ですね。
 今回も、0.2gからの使用を前提としたセッティングです。

 そして、機関部(メカボックス)です。



 強めのスプリングをカットした物が使用され、ピストンヘッドも重量が増えるようにLaylax製の次世代用に販売されている物が使用されてます。
 ただ、バランスが悪いようで、ピストンが磨耗しています。



 ピストンの前進スピードが足りていないのですが、原因はピストンの重さなのか、スプリングが弱いのか、バッテリーが強すぎるのか、と言ったところですが、検証した結果では、スプリングのレートが足りていないようです。
 ピストンを軽くしても、前進位置でのスプリングの押さえが弱い状態です。カットした分押し込みきれなくなっています。



 シリンダーヘッドはノズル内径を4㎜に絞ってあるので、二次加速ロッドも4㎜の物にします。89式はノズルのセンター位置がずれているので、マルイの純正品のヘッドを加工して使用します。

 その為に、最初に付いていたカスタムピストンヘッドを外すのですが、これが外せない・・・。
 壊してしまうつもりで、無理やりやってみました。



 Laylax製の次世代用の物が使用されているのですが、そのまま付けたら外せない構造です。
 画像のように細工しておくと良いでしょう。



 ピストンヘッドをノーマル品で加工したので、ウエイトをダブルにして、ベアリング付きのスプリングガイドにする事で、マルイノーマルスプリングでも十分に初速が出せるようになります。

 結果、最大初速は0.2g時95m/s・0.25g時87m/s・0.28g時81m/sとなっています。

 HOPもノンHOPからスタートで0.28gまで対応可能なセッティングにしてありますので、インドアフィールドでも安全に遊べる仕様になっています。

 クライアント様へ
  他にお預かりした物もあるのですが、順次やっておりますのでもう少々お待ちくださいませ。


 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 
  年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

   


Posted by コンバットドール  at 20:26Comments(0)STD