スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  

Posted by ミリタリーブログ  at 

2013年10月27日

Li-Poバッテリーの処分

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は、バッテリーの処分です。
 今までは、そのまま「ポイ」していたのですが、お店で使用しているバッテリーのリサイクルで端子が欲しかったので、バラしてみました。

 勿論、バッテリーチェッカーにて、残存電圧がないか確認してから行います。



 電動ハンドガンに使用していたバッテリーですが、膨らんだ状態で硬化しているものです。
 テスターにも反応しない状態ですので、事故は起こらないと思いましたが・・・ やはり緊張します・・・(汗)



 順番にムキムキしていきます。



 配線の接続部分の画像です。
 電池パック部分の絶縁スペースが僅かしかありませんので、生きているバッテリーを組み替えたりするのは要注意です!!
 
 接続(ハンダ付け)の際に、ショートさせてしまう可能性が大ですね。ホルダーとツールを揃えてからやらないと危険です!!
 今回はバラシなので、問題はありませんが、パック部分は「燃えるゴミ」としての処分になります。
 ある意味、本当に自然発火する可能性のあるゴミですので、パックの電流が「0」になるように、飲み残しのジュースに浸けてから処分するくらいにして下さい。

 今回は、3芯のコネクター部分が必要でしたので、ここまでバラして処分しました。
 そのコネクターは、11.1Vのバッテリーのセルが1つダメになっていたので、解体しての組み換え用に使用しました。

 組み換えの際、3セルの内、2セルは満タン充電状態だったので、緊張感から画像に収めるのをすっかり忘れておりました(笑)
 24時間経過した現在で、発熱や膨らみはありません。何とか上手くできたようです。

 もともと、付いていた配線を外し、新しく付け替える配線の半田ごての使用の際、フラックス(やに)が流れて通電してしまわないだろうか?とか、こての接触で、ショートさせてしまわないか?とかドキドキしながらやってました・・・(汗)
 手間を考えれば、新しく購入した方が安心安全で、確実な上に安上がりだと思いました!(笑)

 取り扱いに注意が必要な製品ですので、処分の際にもお気を付けくださいませ!

 ちょっとした、小ネタ記事で申し訳ありませんが、久しぶりのスリリングな環境でした!?


   COMBAT DOLL 店主 中根

  11月17日 奥山デイズにて定例会レギュレーション)あり
  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 
  年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です 

    


Posted by コンバットドール  at 18:00Comments(0)電動修理メンテナンス

2013年10月26日

PDR-C 再調整

 COMBAT DOLL の店主です。

 PDR-Cの再調整レポートです。 シリンダー容積の変更に伴う、再調整になります。

 昨日、BB弾の検証を行いました。
 今回の調整終了の結果、5.95mmと5.94mmのBB弾での初速差は2m/s以内に収まっています。

 さて、本体とトレーサーの検証もしています。



 最初のレポートの時に掲載を忘れた、ノーマルハイダーの状態です。
 インナーバレルは面一です。センターズレもほとんどありません。



 トレーサーの装着状態を確認致します。インナーバレルとの位置関係が微妙にズレているようでした。
 トレーサーの内部にあるアクリルパイプの内径は8mm弱になりますので、センターのズレは、弾道に影響が出ます。
 トレーサー内部でのセンターズレ、アタッチメントでのズレを確認します。
 旧型のトレーサーは、センターがズレ易く、結構、矯正が必要だったのですが、新型になってからは必要無いレベルです。

 ネジ部分の遊びを確認してみると、ネジの規格としての許容範囲内のガタが確認できますが、アタッチメントに工夫がしてあり、オスメス共にネジ中間にOリングパッキンがはめ込まれていて、緩みとガタの防止をしてくれています。
 ギュッと締め込んであげれば、センターは確保されていました。



 インナーバレルとの位置矯正用にアルミテープを巻き付けます。無くても良い気もするのですが、やっておけば安心なので貼り付けてあります。ただ、機種や状況によっては、インナーバレルを反らせてしまいますので、状況をみてから行って下さい。
 アタッチメント内部のインナーバレル用のブレ止めOリングは、内部への張り出しムラがある様なので、外します。
 これで、アタッチメントまでの矯正は終了です。



 トレーサーを取り付けて確認をします。アタッチメントに付いていたOリングは、勿体無いので、トレーサーに付属しているプラのカーラーのセンター出しに使います。性能には関係ありませんが、紛失防止と言ったところです。
 影も出なくなり、センターが矯正されたと思いますが、単純にOリングの張り出しムラだけだったのかもしれません。
 アタッチメントの加工精度も良いようでしたので、実際には、トレーサーでの弾道干渉は少なかったかもしれませんね。

 出口を調整したところで、本体側の調整になります。



 バレルのアッセンブルへの、追加補正です。NONHOPでの初速測定の際、BB弾が転がり落ちてしまうのが気になったので、HOP調整ダイヤルの可動範囲を限定しました。
 厚手で硬質のラバーを、ダイヤル内に貼り付けて、回せる範囲を狭くします。
 0.2g時での適正HOP位置を確認しておき、そこを基準に制限します。実質のストロークは2/5と言った感じになっています。
 長掛けHOPの為、0.2gから0.25gでの調整も微妙な調整量でしかありませんので、十分な調整範囲になっています。
 適正HOPの位置が解るように、ピンバイスにてマーキングしてあります。



 ただ、この状況だと取り外しができないように見えますので、方法を説明しておきます。
 ダイヤル部分をインサートしてからの回転方向を、HOPが最大の方から回してはめ込んでやります。
 HOPの押し部分の設定を、変更してあるので、できる方法です。
 ノーマルの状態では、パッキンを破ってしまう危険性が高いですので、参考に見られている方はお気を付け下さい。

 そして、内部の変更です。



 シリンダーストロークの変更で、交換致します。過去記事に掲載していた、44mm(実質36mm)の物を使います。
 ただ、換えただけでは、初速がオーバーしてしまいますので、ロッドの長さも延長して、スプリングも交換します。
 その際、ダンパー効果のストロークも増大してしまいますので、画像右のように、ピストンの歯のカットも変更します。
 厚手のカッターで削ぎ落とすだけですので、サイクルが上がってしまっての対応策として、お試し頂ければと思います。

 シリンダー容積の増加と、ロッドの延長で静寂性は増しています。

 現状、初速が90±2m/s(5.95と5.94)となっていますので、もう少々、微調整をやらせて頂きます。
 クライアント様のご使用になるフィールドレギュレーションに遵守したいと思いますので、もう少々、調整のお時間を頂きたいと思います。
 宜しくお願い致します。

 総合的なカスタム詳細を確認されたい方は、
   PDR-C カスタムレポート 低初速 前編
   PDR-C カスタムレポート 低初速 後編
 を、ご覧下さい。


   COMBAT DOLL 店主 中根

  11月17日 奥山デイズにて定例会レギュレーション)あり
  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 
  年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です 

    


2013年10月25日

直径5.95mmと5.94mmでの違い BB弾

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は、PDR-C での、BB弾の違いでの変化によるレポートです。
 現在、進行形ではありますが、目処がつきましたのでアップさせて頂きます。



 まずは、同送頂いた、BB弾の検証を致します。
 画像の様に、ノギスで挟んでいますが、ノギスでは1/100mmは測れませんし、球体の真球度もわかりません。

 基準にするBB弾を決めて、上手く回転してくれる位置で固定して、他のBB弾を当て込んで、遊びを確認します。

 左から、マルイ発光弾・イーグル0.2g発光弾・マルイ0.2gベアリングバイオ弾・SⅡS0.2g発光弾(おそらく通常)です。

 寸法はわかりませんが、10発ずつの抽出でチェックしてみたところ、

 マルイバイオ > イーグル光 > マルイ光 > SⅡS光 と言った状況でした。

 確か、基準寸法が5.95mmがマルイとイーグルで、SⅡSは5.94mmだったと思います。

 表面の仕上げに関しては、当方は老眼にて仕上げの目利きには無理があると判断しましたので、一工夫しました。
 触った感じだけでは、あやふやですので「音」を聴きます

 画像のバックは、マルイの発光弾のパッケージ台紙です。画像の右側の様に指で転がすのですが、スピーカーのコーン紙の様に振動を拾ってくれます。ノギスの振動を台紙が増幅してくれます。
 レコード盤みたいなものです。 ・・・と言っても、レコード盤やレコード針なんて見たこと無い世代の方も多くなって、例えが解らないかもしれませんが、糸電話と同じだと思って下さい。これなら、小学校の実験でやった事があるのではと思います。

 最近のBB弾の素材としての、「エコ素材」は水分の影響を受け易く、BB弾の保管状況でも変わってしまいますので、この結果がすべてではない事を、予め、お断りさせて頂きます。

 結構、音の出方が違っていて、ハッキリ違いがわかります。
 
 結果は、 

  SⅡS光 > イーグル光 > マルイバイオ > マルイ光 の順で 表面光沢が少ないと判断

 できました。

 見た目に歪さはありませんので、HOPのかかりの強弱に影響される部分だと思います。

 さて、本題であるPDR-Cでの変化はどこにあったのか?と言う部分なのですが・・・
 単に、チューニングのパターンによる物でした。

 

 カスタム内容の紹介の時に、シリンダー容積での調整の事をかきましたが、

 6.05mm内径の285mm長のインナーバレルで、5.94mmのBB弾を発射するのに、シリンダーストローク33mm(実質25mm)では容積が足りないと言う事です。

 インナーバレルとBB弾の空間が0.01mm違うと、吐出させる時のエアロスでシリンダー容積が足りなくなったっと言う結果です。

 ちなみに、5.95mmのBB弾で85m/sの初速だった所が、5.94mmのBB弾では78m/sまで失速しました。
 当方の手持ちに、5.94mm以下のBB弾がなかった為の検証不足が原因だったんですね。
 実際に計測した時の差にビックリしました。

 クライアント様、申し訳ありませんでした。

 現在、容積は44mm(実質36mm)に変更して、5.95mmと5.94mmのBB弾での初速差を2m/s以内にして調整しています。

 そちらの詳細は、明日のアップとさせて頂きますので、宜しくお願い致します。

 でも、本当にビックリでした!?


   COMBAT DOLL 店主 中根

  11月17日 奥山デイズにて定例会レギュレーション)あり
  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 
  年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です 

  
  

  


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(2)電動修理メンテナンス

2013年07月10日

よくある、AKシリーズのトラブル

 CONBAT DOLL の店主です。

 パソコンが使えるって、いいですね。日常が戻って来ました。

 今回はメンテナンス関係ですが、マルイ純正タイプのセレクタープレートでの「よくあるトラブル」です。

 トリガーを引いても動かない、でも動く時もある。撃っている最中に止まってしまう等、接触不良でのトラブルのご紹介です。

 当店のPC環境がそうだったから、このネタと言う訳ではありません。たまたま、タイミング良く修理依頼を頂いただけでなんです(笑)

 さて、実際のケースとしては、コネクター(本体、バッテリー)・ヒューズ・モーター・スイッチ・セレクターの順で疑います。

 今回、症状としては「フルオートで撃っている最中に止まってしまう」と言うお話でしたので、真っ先にヒューズを疑い、モーター・スイッチ・セレクターの順でチェックしました。

 ヒューズは問題無し、モーターもブラシやコミュレーターをチェックしましたが、綺麗なもんでした。

 スイッチは、感触的には問題無しだったのですが、カーボンの付着も考えられるので、分解整備に入ります。

 スイッチのカーボンの付着がわずかだったので、残ったセレクターしかありません。



 セレクタープレートを外してみると、案の定でした。

 端子の接触タイミングが揃っていないと、遅れて接触する端子側でスパークが発生してしまい、カーボンの付着と共に溶けて(スパークの元)しまう状況になります。

 本来、交換が望ましいのですが、タイミングを合わせないと同じ事になってしまうので、現状のパーツで調整します。


 (画像がボケ気味で、申し訳ありません)

 調整は2箇所。
 セレクタープレート側の端子部分は、付着したカーボンを落として、端子の上下を反転させて付け直しです。これで、綺麗な部分が接触位置になってくれるので、当分は問題ありません。
 もう一つは、スイッチブロック側の端子で、こちらもカーボンを落としますが、反転はできません。接触が早くなるように、変形させて位置調整します。酷く消耗してしまっているようなら、交換しかありませんが、まだ行けるので、クリーニングと変形での対応で十分です。
 それぞれ、ハンダを使って補修する場合もありますが、その時はステンレス用の物を使うのをお勧め致します。



 補修後の画像ですが、上側の端子が弓なりになっているのが解ると思います。
 実際に、スライドさせて、接触のタイミングを見て、変形の度合いを調整します。

 これで、調整が完了します。スイッチの接触部分が減ってしまい、隙間ができて、接触不良になっていた訳ですね。
 他の機種でも起こる場合もありますが、AKシリーズでは良く見られます。コードの取り回しの関係で端子部分にねじれが出やすい為に、位置がズレやすくなります。クルツもなり易いですね。
 Ver2はスイッチブロックがネジ止めされるのと、コードの逃がしに無理が無いのでなり難いという状態です。

 ゴテゴテしたカスタム記事ではありませんが、意外と直面し易いトラブルですので、参考になればと思います。


 COMBAT DOLL 店主 中根

  7月21日 奥山デイズにて定例会レギュレーション)あり
  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 
  年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です
 
   


Posted by コンバットドール  at 21:27Comments(2)電動修理メンテナンスSTD

2013年07月03日

ステアーAUG 修理

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は修理品ですが、サイレンサーでのトラブルケースです。

 クライアント様から、初速の落ちが酷いという事なので、確認してみると、0.2gで75m/s前後(HOP切)でした。

 修理と合わせてライトチューンをと言う事でしたが・・・



 これは、大問題でした!

 サイレンサーの出口とインナーバレルが著しくズレてしまいます。ガタガタです!!



 この部分がガタガタになってしまっていて、固定できません。

 補正が必要です!



 アルミテープで補正しますが、フォアグリップ以前の部分でもセンター出しが必要です。

 KM企画さんのサイレンサーアタッチメントをはめ込んで、ブレ補正をすれば良いのですが、手元に無く、急ぎの為、流用品を加工して取り付けます。

 実際、あちこちにガタがありますので、各所にアルミテープやシムシートで補正を掛けます。
 サイレンサーとのセンターを補正して一安心します。

 次に、中身を開けると、シリンダー内部が大変な事に!?



 グリスに混ざって、BB弾の破片や砂粒が、画像のような状態です・・・(涙)

 これでは、初速が落ちてしまうのは当然の結果でした。

 シリンダー内部も傷が付き、気密ロスが出ます。(交換が必要)
 シリンダーヘッドのダンパーゴムにもかなりの量が食い込んでしまっています・・・(クリーニングで対処)
 ピストンヘッドに付いている、グリスに練り込まれた破片が、麹味噌に見えますね・・・(クリーニングでOK)

 サイレンサー内部もご覧の通りです・・・

 低予算での修理カスタムですので、基本純正パーツで対応しますが、交換はシリンダーだけで済ませました。

 スプリングガイドにバッファーを仕込むのと、ピストンヘッドの穴開けだけで、ライトチューンとし、初速ギリギリ設定にします。

 こんな程度で、安心してご使用頂ける様になりましたが、HOPの掛け過ぎにご注意頂かないと、また同じ事になってしまいますね。
 サイレンサーもいろんな形の物が発売されていますが、ご使用の際は、センターと取り付けの状態の確認は必須です!

 本体のガタなどの、トータルチェックをお願い致します。

 思ったより、安上がりでホッとしました・・・

 クライアント様、お待たせ致しました。


 COMBAT DOLL 店主 中根

  7月21日 奥山デイズにて定例会レギュレーション)あり
  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 
  年末年始 他 臨時休業あり(7月6日土曜日)  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

 

  


Posted by コンバットドール  at 22:42Comments(0)電動修理メンテナンスSTD

2013年06月14日

TOP製M249にマルイメカボックス仕様

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は久しぶりの電動ガンですが、レアなアイテムですね。

 TOP製のM249のマルイ製のメカボックスとチャンバーを組み込んだカスタム品のメンテナンス依頼です。



 当方の記憶だと、10年くらい前に大手ショップの数社でいろいろカスタマイズされていたと思いますが、正直、どこのカスタムかわかりません。クライアント様も複数のオーナーを渡り歩いている固体なので、出所は不明とのことでした。
 比較的シンプルな構造でしたので、メンテナンスに問題はありませんでした。チャンバーやメカボックスの位置出しもしっかりしていて、良い工作だと思いました。

 以前のSVD同様、詳細レビューは割愛させて頂きます。各ショップのノウハウですので、ここはご了承頂きたいと思います。

 ただ、10年近くメンテナンスもされていなかったようで、経年劣化の部分だけご紹介です。



 スプリングが疲労により折れてしまっていて、持ち込まれた時は初速60m/sくらいしか出ていませんでした。ギアロックされてピストンの破損になっていなかったのは幸いでした。
 スプリングガイドもシャフト部分は割れてしまっていて、大破直前の状態でした。
 ギアはシステマのカスタム品で、セクターカットの仕様でしたので、クラッシュしてしまっていたら、結構高額な修理代金になってしまうところでした。

 さすがに、10年近くノーメンテでは壊れてしまっても仕方ありませんが、調子がおかしいと思ったら、面倒臭がらずに、メンテナンスすることがお勧めですね。

 無事メンテナンス完了で、前回の定例会でも元気に動いていてくれていました。


 COMBAT DOLL 店主 中根

  7月21日 奥山デイズにて定例会レギュレーション)あり
  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
  定休日 日曜日 
  年末年始 他 臨時休業あり(7月6日土曜日)  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

   


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(0)電動修理メンテナンス

2013年04月30日

電動G18C トラブル!? (4月28日分)

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は、原因不明のトラブルで、正直、困惑してしまった事例です。

 マルイ電動ハンドガンのG18Cなのですが・・・



 上の画像は、実際の固体とは違うのですが、症状の説明の為の画像です。

 左の画像の様に、チャンバーとシリンダーヘッド部分の合わせに隙間ができてしまうのです。

 組み方がおかしかったのかとも思い、分解し直しても見たのですが、メカボックスもOK、ピン位置もOK、で組み違えはなさそうなのですが、画像の様に、1㎜くらいの隙間ができてしまう・・・

 フレームの歪みかと思いますが、見た目にはほとんど問題無く見えるフレーム部分でした。

 メカボックスは、ベアリング軸受けや、強化スプリング等でカスタムされてはいますが、それが影響してるとは思えません。

 この状態の症状としては、ノズルの閉鎖位置のズレによる、気密不良による、パワーのバラつきと給弾不良です。2発送り込まれたり、BB弾がこぼれるように発射(?)されたりになってしまいます。

 原因が究明できなかったので、対処加工をします。


 (削りこみ直後の画像 この後引っ掛かりを確認してクリーニング)

 BB弾が、マガジンより送り込まれた時に、ストップさせて、ノズルで押し込む為にホールドする窪みがあるのですが、そこをわずかに深くしておきます。
 原因が解って、元に戻った時に影響が出ない程度の加工に留めます。

 一応、この対処で発射も正常化され、パワーも安定化はしているのですが、原因が解らないのがスッキリしません。

 ちょっと、時間を置いて、もう一度確認する必要がある状況です。

 他の固体と比較しながら、原因を突き止められる時にもう一度、お預かりしたいと思います。


 劣化コピーの粗悪品のメンテでは、良くある事なんですが、天下のマルイさんのスタンダードナンバーなのに・・・。
 確かに初期ロットの古い個体ではあるのですが・・・、うーん、久しぶりにスッキリしない状況で、お渡ししてしまった銃になってしまいました・・・(涙)

 クライアント様、また、やらせてくださいね!?

 土曜の夜の、世にも不思議な物語でした・・・。


 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
       5月3日・4日 11:00~18:00 
  定休日 日曜日 
  年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

   


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(0)電動修理メンテナンス電動ハンドガン

2013年04月26日

マルイ 電動ガン ライトプロ

 COMBAT DOLL の店主です。

 今日は割り込み記事で、マルイさんから発売された、

 10才以上用 ライトプロ の中身です。


 メカボックス 簡単に前配線に変更可能


 チャンバーブロック VSR系のインナーバレルベース パッキンも流用可

 分解する予定ではなかったのですが、撃ってみると左下にドロップしてしまう・・・?

 これは、チャンバーパッキンがバレルごと回転してしまっているとふんで、分解になりました。

 バレルは位置固定されていて、パッキンがズレてはまっていました。

 向こうで組み上げた状態だと思うので、国内のマダム達の組み上げと違って、向こうのマダム達の作業が雑なのかなぁ~と思ってみたりしました。

 パッキンのゴムは柔らかく、HOPのストロークも少なくなっていて、軽量弾用に設計されているチャンバーのようです。インナーバレルは、根本は従来品同様ですが、チャンバーから」出ている部分は肉厚のヘビーバレルになっていました。

 チャンバーパッキンをはめ直して、無事、通常性能になりました。

 久しぶりに、お子様用の銃のメンテナンスをしました。持ち込みは、大きなお子様でしたけどね(笑)


 明日は、塗装の続きの記事をアップ致します。

 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 
  年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

   


Posted by コンバットドール  at 22:50Comments(2)電動修理メンテナンス

2013年03月25日

修理品の中身・・・

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は修理依頼があった、電動ガンの中身をご紹介ですが、久しぶりに強烈なヤツでした。



 いわゆる、「流速チューン」が施してあったSIG552なのですが、通電しなくなっての持ち込みでした。

 スプリング 線径1.52㎜(140)
 ピストンヘッド ステンレス製 21g
 ギア マルイ純正 フルストローク
 インナーバレル マルイ純正カット 約118㎜
 Hホップ ブラック 使用

 のパーツが組まれていたのでしたが、電気的負荷も大きく、セレクタープレートとスイッチ端子がスパークで損耗して、端子が接触できない状態になり、通電せず作動しない状況でした。

 スイッチを直せば、動かすのは可能でしょうが、バッテリーは11.1V以上のものが必要でしょう。
 それに、パーツの状態を確認すると、不都合が多々見受けられます。



 メカボックスにはクラック(分離しかかっている)が入り、もう限界です。ノーマルギアが壊れていませんので、さほど撃ててはいないと思います。

 ピストンの最終ラックも曲がって折れかかっていて、ピストン自体も損耗の為使えません。

 ピストンヘッドはステンレス製のヘビー級ですので、真鍮製のノーマルシリンダーの内側を削ってしまっています。シリンダーヘッドの裏側には、削れた真鍮の粉が付着し、シリンダーの内側は薄皮を剥ぐように削られています。
 仮に、このピストンヘッドを活かすのであれば、ピストンヘッドのエッジを丸め、側面を鏡面研磨して、シリンダーをステンレス製に換え、十分にグリスアップされた状態で使用しなければいけません。グリスアップも1000発に1度くらいやった方が良いでしょう。手間が掛り過ぎますね。
 スプリングレートと合わせれば、セクターカットして、ギアもピストンも対応したカスタム品に交換するべきでしょう。



 ピストン重量をノーマルと比較して見ました。ノーマルピストンアッセンブルで24gなのに対して、このカスタムピストンは35g。実際に組み込みは更に10gのウエイトが追加してあり、実装45gの重量でした。
 このピストン重量とスプリングレートでは、メカボックスが打撃負けして割れてしまっても仕方ありません。Ver.2のメカボックスなら瞬殺だったでしょうね。

 カスタムはバランスです。負荷が増える時はそれを逃がすなり殺すなりの追加アイテムや加工が必要です。個人でやられる場合は、十分に調べてから施工した方がリスクが少なくなりますよ。
 ウッカリすると、新品の銃がもう一丁買えてしまうくらいに・・・。

 しかし、Ver.3のメカボックスを割るなんて、すごいパワーです。ヘッド重量の上げ過ぎにはお気を付けくださいませ。


 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 
  年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

   


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(0)電動修理メンテナンスSTD

2013年01月17日

久しぶりのモーターケア

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回はモーターのメンテナンスです。

 電動RCで遊ばれてる方々は、日常かもしれませんが、エアガンでは意外と見落としてしまう部分ですね。

 ちょうど、手持ちの700モーターが、他の物に比べて回転数が落ちている事に気が付いたので、メンテナンスです。



 モーター直結用のコネクターで、空回しをして音を確認しておきます。

 マルイのモーターは分解ができませんので、ブラシとコミュレーター部分のクリーニングですね。





 それぞれ、画像上側がクリーニング前で、下側はクリーニング後です。
 溜まったカーボンを取り除いてやります。ブラシの端子は小細工して溝を掘りました。接触面積を減らすことで、回転の摩擦抵抗を減らせるそうです。



 イーグルレーシングで販売している、カッティングフルードで、最初のクリーニングと、再度の当たりを付けるべく空回しをして、その後綿棒で拭き取ります。そして、綿棒にCRC-556を吹き付けて、再度クリーニングします。
 幸い、このモーターは、コミュレーター部分はまだきれいなので、この程度で十分でした。回転数も戻ったようで、空回しの音も変わってます。

 見落としがちな、モーターのメンテナンス。たまにやってあげると良いですよ。

 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

   


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(0)電動修理メンテナンス

2013年01月12日

G&G FNC

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は、G&G製のFNCですが、メカボックスまでのバラしはありません。



 クライアント様より、HOPが上手く掛からないとの話でしたので、メカボックスまではバラさず、メンテナンス程度です。

 アッパーレシーバーを外して、バレルを引き出すと、基本M4のコピータイプでした。



 すでにパーツ交換済みの画像ですが、エレベーションのストロークが足りずに、HOPの出っ張りがほとんど出てこない状態でした。
 Laylax製のストライクチャンバーに交換して、問題解決です。

 外したパーツを見てみると・・・



 軸穴がピンに対して大き過ぎて、動きがぬるくなるうえに、マルイのM4ノーマルチャンバーよりストロークが少ないです。これでは、HOPパッキンが活躍できません。
 お悩みの方は、すぐに手配して下さいね。
 当店の場合は、レンジアップにする場合は、そのまま利用します。ですが、この銃の場合は初速が0.2gで80m/sぐらいでしたので、メカボックス側も手を入れる必要がありますね。

 それと、ついでの小細工なんですが、グリップ内の容積も大きく、モーターのホールドが弱いので、モーターにゴムチューブを被せて、スペーサーを挟み込みます。こうすると、ジャダー音が減り、普通の音になります。本来はグリップ側に施工するのが筋なのですが、ここはお手軽処理にしておきます。



 なかなかできの良い銃だと思います。安心のG&Gと言った感じです。

 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 
  年末年始 他 臨時休業あり
  1/4~12日 13:00~21:00(6日日曜日は休業)  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

 
  


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(0)電動修理メンテナンスG&G

2012年12月29日

マルイ ノーマルスプリング

 COMBAT DOLL の店主です。

 今日はコネタです。

 当店のカスタムで、ライトチューンの場合はノーマルスプリングを使う事が多いのですが、ちょっとした細工で、十分95m/sくらいになるからです。

 基本的にストレスを増やしたくないので、スプリングのレートを最低限に設定させます。

 その時に、最低限の加工があります。スプリング端面の処理ですね。



 まずは、スプリングのカット部分の端を、プライヤー等で、僅かに内側に絞り込みます。

 画像左側が処理済ですが、この処理をするのは、使用されていくにあたって、圧縮の時のねじれの力でスプリングの巻き径が広げられていき、酷い状態になるとピストンの内径より大きく広がってしまう場合があるからです。そうすると、ピストンが後退した際、スプリングが縮まったままはまり込んでしまい、ロックされてしまい、ギアだけ空回り状態になる症例があったからです。
 最終部分だけでも内側に逃がしておくと、多少広がってしまっても内側に矯正されていくので、やっておくと安心できる処置です。

 それと、端面の削りですね。



 解かり易く、側面からの画像ですが、切れっぱなしの線の部分を、スプリングガイドのスラストワッシャーへの当り面にあわせて平面に削ります。
 左側が削り込んだ方です。こうしておくと、スプリングの傾きが矯正され、変形の防止や耐久性のアップにつながります。

 それと、目ざとい方はお気付きかもしれませんが、どちらもマルイの純正品ですが、巻きのピッチが違っています。
 画像左側は全般的に使用されているスタンダードタイプですが、右側の物は89式のノーマルで、ピッチが細かくなっていて、僅かにテンションが高く、ヘタリも少なくなっています。他にはM14のシリーズなどもこのピッチの物が使用されていますね。
 スタンダードタイプもそうですが、機種毎に巻数(長さ)が違ったりしていて、マルイさんの方で微妙なセッティングをされていたりします。

 意外と侮れない、ノーマルパーツですね。

 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 
  年末年始 他 臨時休業あり
  12/30・31日 12:00~18:00
  1/1~3日 休業
  1/4~12日 13:00~21:00(6日日曜日は休業)  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

   


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(0)電動修理メンテナンスSTD

2012年12月21日

マルイ 次世代M4CQB-R

 COMBAT DOLL の店主です。
   今日で45歳になってしまいました・・・。四捨五入すると50・・・。

 今回は次世代M4CQB-Rが持ち込まれたのですが、この機種の弱点とも言えるストックパイプの緩み・・・

 緩んだままで使っているとこうなります。



 フレームにクラック(ひび)が入ってしまっています(涙)

 ダミーのピンにたたいた跡もあるので、これの影響もあるかもしれませんが・・・
 (リアのピンはダミーですから、たたいて抜こうとしちゃ、ダメですよ!)

 変形もしているようで、アッパーフレームとの隙間もできています。

 余分な所を外して確認してみると・・・



 やはり、見事に曲がっています・・・。

 とりあえず、ストックパイプのネジにアルミシート(テープ)を貼り付けて、緩みを少なくして専用レンチで締め込み固定しましたが、ロアフレームの交換がお薦めですね。

 次世代M4は、やさしく使ってあげてくださいね。

 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

   


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(0)電動修理メンテナンス次世代

2012年12月20日

マルイ ハイサイクルシリーズ

 COMBAT DOLL の店主です。

 昨日は忙しなくて、ブログの更新ができませんでした。

 その理由は、お客様の問い合わせでした。

 マルイのハイサイクルのAKが壊れてしまったとの事でしたが・・・

 現物が持ち込まれていないので、詳しく話しを聞いてみると(かなり時間が掛かりました)、自分で部品を交換していたのですが、最初から説明頂ければ、すんなり話しができていた内容でした。

 シリンダーヘッドをLaylax製、ノズルも合わせて次世代AK用Laylax製、ピストンをLaylax製ハードピストン、スプリングガイドをベアリング付次世代Ver2用のLaylax製、に交換していたそうです。

 ここでの間違いが2つ!

 まず、ノズル!
 マルイハイサイクルシリーズは、チャンバーが従来型と違っています。ハイサイクル用に内部が変更された物が付いています。従来型のノズルでは合わない機種が存在します。
 AKは、ノーマル互換可能ですが、カスタム品の場合は若干太さが違う物もありますので、ご注意下さい。
 購入したお店では、大丈夫だと言われたようですが、次世代用は、全然違います!!
 飛びがオカシイのは勿論! 弾詰まりの症状も出ます! 2発発射になることもあるでしょう!
 太過ぎて、ノズルがチャンバーまで入り切らず、パッキンで密閉できません。専門店での購入の場合はちゃんと聞いて、確認してもらう事をお薦め致します。専門店でない場合は、購入前に使用可能かどうかなどを、メーカーに問い合わせたり、ネットで調べてみるなど、十分に知らべてからにした方が良いです。

 そして、スプリングガイド!
 次世代Ver2用でも組み込めますが、ガイドプレートが付いていませんので、スプリングの圧縮の際のヨレで暴れてしまう可能性が高くなります。実際、ギアロックが掛かり易くなってしまっているようで、バッテリーの残量が少なくなると、勢いが足りず止まり易くなると思います。

 必ず、機種に合ったパーツをお使い下さい!!

 実際には、他にも違っている所があるかも知れませんので、解消されなければ、持ち込み頂ける様お願い致しました・・・。
 やっぱり、見なければ解かりませんね・・・。

 みなさんもお気を付け下さい。

 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

   


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(0)電動修理メンテナンスハイサイクル

2012年12月12日

またもやクラッシュ!?

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は、割り込みの記事になります。

 モーターの焼き付き、ベベルギアのクラッシュ(G&PではなくSHSでした)の後にまた入院!?

 ギアが駄目になったような音がして持ち込まれました。3回目です。
 (当店でのチューニングガンではありません)

 開けて見ると・・・



 なんと、セクターギアの軸がポッキリと折れていました。

 SHSの13:1のハイスピードギアで、セクターの歯を4枚カットした仕様です。

 今回は11.1Vのトルクのせいではありません。高レートのスプリングの影響も大でしょうが、単純に品質でしょう・・・

 Laylaxのギアセットに交換しました。

 過去に軸が折れていたと言う例は15年ほど遡っても、10件未満ですが、そのうちの7割は海外製のパーツです。
 マルイの純正では1度、Laylax製で1度、他は、チャイナ製のコンプリートガンで6回(今回含まず)ですね。

 やっぱり、安心なブランドのパーツを使用する事がお勧めです。

 日本の工業技術は世界一です!

 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

   


Posted by コンバットドール  at 23:22Comments(0)電動修理メンテナンスG&P

2012年12月08日

トルク負けしたベベルギア(SHS)

 COMBAT DOLL の店主です。

 追記 タイトルでブランドが間違っていましたので訂正です。

     G&Pではなく、「SHS」でした。申し訳ありません。

 抗生物質を飲んでいますが、体調も改善されず、まだまだ時間がかかりそうです。

 今回はコネタです。修理依頼のG&P製品より。

 以前、モーターの焼き付いた10月20日の記事の本体だったのですが、今度はベベルギアが大破です。



 小径のギアの方が、3枚しか残っていません。

 破片でギアロックされていて、動かなくなっていたのが幸いでした。

 マルイ純正のベベルギアに交換して、他のパーツの状態もチェックしましたが異常無し。

 起動時のトルク負けで、歯が連続して折られてしまったようです。破片も7枚分確認して修理完了です。

 Li-poの11.1Vのトルクは、恐るべしです。

 昨日も触れていますが、マルイ純正のベベルギアは、他のカスタム品と比較しても強度的には問題ありませんし、マルイのモーターを使用するのであれば、ピニオンギアとの相性を考えると、こちらの方が耐久性が上がります。

 個人的には、メイドインジャパンのクオリティーが1番だと思っています。

 
 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

   


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(0)電動修理メンテナンスG&P

2012年11月22日

パワー調整 で はまって

 COMBAT DOLL の店主です。

 「はまって・・・」シリーズの第3弾は、パワー調整です。

 電動ガンではパワー調整のチューニングはスプリングレートが最大の要因ですが、実際には吸排気系のパーツや、バレル長や精度(内径や仕上げ)、パッキンの仕様と、本体組み付けの精度(センター出し)で大きく変わってきます。


 左がマルイ従来式の電動ガンのノーマルスプリングで、他カスタム品

 スプリングは、等ピッチ、不等ピッチ、線径や巻数、自由長が異なった物を仕様の特性に合わせて選択をします。
 現在のほとんどのカスタム品は、不等ピッチが主流ですが、質の悪い物は折れ易いのでご注意下さい。
 不等ピッチの特性としては、圧縮する力は少なく、反発して伸びる力が強くなる利点があり、電動ガンでは向いていると言えます。カスタム品が不等ピッチになるのは必然ですね。
 マルイでも、ハイサイクル電動ガンでは、不等ピッチを使用しています。


 左の2点はマルイ純正品の穴あきタイプで、他カスタム品

 そして、バレル長やサイクル等のカスタム仕様に合わせて、シリンダーを選択します。
 最近はシリンダーボアをアップした物を、流速チューンと呼ばれる大容量高圧縮仕様のチューニングで使用される事が増えているようです。高レートのスプリングの合わせですので、ノーマル程度のスプリングレートでの使用はトラブルの原因になりますので、お気を付け下さい。

 当店では、最低限のストレスで、最大の効率を目指してチューニングを行い、パワーオーバーのリスクを最低限にしているつもりです。それにより、本体にひずみがある場合は、チャンバーとバレルのアッセンブルとメカボックスのアッセンブルの合わせが悪くて気密ロスの発生する本体では、十分に性能が発揮できない場合もあり、その時は少し余裕を持たせたセッティングに換えて、バランスを取るようにしています。

 そんな状況で持ち込まれた1丁で、はまってしまいました・・・

 まず、メカボックスのアッセンブリーは問題無く組めている筈なのですが、初速が思ったように出ない。
 M4系なのですが、ロアレシーバーに組み付けた所で確認してみると・・・ 
                         見事、斜めに固定されています。
 フレームロックピン、トリガーピンの穴位置もずれてしまっているし、ノズルが偏磨耗させられて、シリンダーヘッドのノズルも変形している状況でした。ロアフレームに貼られていたラバーを外してしまってあったのが原因です。メタルフレームなのですが、組み付け難かったようで、安易に付属品を取ってしまい辛い調整にしてしまっていたのが現状でした。
 初速は80m/s弱で、かなり弱いのですが、スプリングは流速チューン及びハイサイクル対応の高レートの物に、サイレントロッドを組み付けての打撃緩和と静寂さを付加させたチューニングを施してあった物です。
 当方の見立てでは、間違い無くオーバーパワーになってしまう仕様の筈だったのですが、ぜんぜんダメという状況でした。

 クライアント様は、自分でなんとかしたい派の方で、いろいろ新しく出たパーツを試してみたいようですが、結局対応できるできないを把握していらっしゃらかったので、改悪の方向に行ってしまった訳です。

 こちらで、組み方を試してみると、悪いと70m/s以下になってしまうし、良ければ95m/s前後とギリギリの数字になり、初速で30m/sくらいの差が簡単に出てしまう、ムラの大きな状態でした。
 本来は購入パーツを諦めて元に戻すのが安全策なのですが、そこは諦めきれないとの事でしたので、組み付けの際に、ネジの締め付け等を加減して補正位置を出しての組み上げを行い、本人の希望を妥協したパーツの組み合わせにて、組み上げて終了となりました。

 ロングレンジ仕様にしたかったようですが、メカボックスのセッティングは違っていたので、チャンバーユニットとメカボックスのバランスを欠いた組み合わせの上に、レシーバー本体のひずみが加わって、悪い方へ悪い方へと流れていた次第です。

 みなさん、特化したチューニングの場合は、お気に入りのパーツを諦めなくてはいけない場合があります。外装パーツの当たり外れもあります。そんな時はカテゴリーの違う銃を、もう1丁造ってしまうぐらいの感覚で、適材適所なパーツ構成のチューニングをして頂きたいと思います。

 無理になんとかしようと思えば、「浪費」に向って一直線になり、かなりの予算が必要になる場合が多々ありますので、ご注意下さいませ。

 今回、ご紹介の銃は、丸一日分くらい時間が掛かっていましたねぇ・・・

 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

    


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(0)電動修理メンテナンス

2012年11月20日

モーター で はまって・・・

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は、「はまって・・・」シリーズ第2弾 モーターです。

 実際、些細な事なんですが、ラジコンをやっている方なら、すぐに気が付いたのではないかと思われる事例です。


 (今回の記事のアイテムではありません)

 メンテナンス後の動作確認で、トラブルが・・・

 突然、ストップしてしまい、トリガーを引いても、ウンともスンとも言わない・・・?

 グリップの中で端子が外れたのかと思い、開けて見てもしっかり接続されている・・・

 スイッチの方で、グリスでも飛ばしてしまい、絶縁されてしまったのかと思い、開けて見ても問題無し・・・ 
 セレクタープレートや、バッテリー接続のコネクターをチェックしても同じ・・・

 テスターを使って、通電をチェックしても、断線箇所は無い・・・
 ならば、どこまで、電気が来てるかをチェックすると、モーターまで来ているのに、モーターがうなりを上げず、ウンともスンとも言わない。
 通電させた状態で、ピニオンをちょっと動かしたら、「フィーン!」と動きだした!?

 えっ!? まだ新品同様のマルイの純正で、コイルかコミュレーターに問題があるのか?と思いながら動作チェックをしていても、時々止まってしまう・・・
 「交換しかないのか? 新品だぜ? マルイのはバラせないから、中身の確認はできないし・・・」と悩んでいたのです。

 ほんとにこの時点では、1時間掛からないと思っていた作業で3日くらい、イジイジしてました。

 そして、フッと気が付いたのが、ブラシの線とブラシスプリングのはまり具合に違和感がある事です。
 「もしかして、ブラシの接触がおかしいのか?」と繁々見てみると、ブラシのハウジング部分のスリットに、ブラシスプリングの掛かりが浅くなっているのが解かりました。

 ブラシのハウジング部分でブラシの動きがきつくなっていて、モーターが回転してブラシが押し戻された時に引っかかり、接触不良が起きていました。

 「マジで、これだけ? 僕の3日間を返して!!」と、思わず叫びたくなりました。

 焼きつきや、消耗でダメになった物の交換は普通にあり、目に見える状態に慣れていたので、僅かな違いのパッと見問題無しの物は、なかなか気が付かないものなんです。

 HOPパッキンに続き、「お前もかぁ~!!」と心の声を発しながら、まだまだキャリアが足りない上に、老眼で、霞んで見える細かな違いにうろたえる僕でした・・・(涙)


 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

   


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(2)電動修理メンテナンス

2012年11月19日

HOPパッキン あれこれ

 COMBAT DOLL の店主です。

 前回にHOPパッキンの話でしたので、今回は手持ちの一部のメーカーを比較してみましょう。


 左から、LAYLAX PDI KM(旧型) A+

 まず、ノズルが当たる入り口部分の比較です。
  LAYLAX  は、ノーマルと同じ長さですが、縁の厚みが厚くなっています。
         (硬さのバリエーションがあります)
  PDI    は、ノーマルと同様の長さと厚みです。
         (パッキンの外側にリブを作って機密性の保持を高くしています)
  KM(旧型)は、ノーマルよりも短くなっています。
         (硬さのバリエーションが出ていました)
  A+    は、ノーマルと同様の長さと厚みです。
         (硬さのバリエーションが出ています)


 左上LAYLAX  左下PDI  右上KM  右下A+

 と、前回の画像のパッキンのHOPのでっぱり部分で比較します。
  LAYLAX  は、ノーマルと同じ形状になっています。
  PDI    は、V字のカットが入っています。
         (このカットで、2点支持になる様に工夫されています)
  KM(旧型)は、U字のカットが入っています。
         (このカットで、2点支持になる様に工夫されています)
  A+    は、円形に合わせたカットになっています。
         (BB弾との接触面積を増やしてあります)

 それぞれ、理由があって工夫されている訳ですね。

 吐出側(メカボックスの仕様)の圧縮容積や圧縮比と、使用するバレルの内径やHOP部分のカッティング形状でも左右されてくる訳です。


 上から、KM PDI マルイ純正 カット部分の比較

 画像を比較してみると、HOPのでっぱりが収まるカット部分の違いが解かると思います。

 バレルの形状が違っている場合は、確実に相性があります。同じメーカーで合わせて使用するのがベストですね。その組み合わせで、一番良い性能が発揮できる様に設計されている筈だからです。

 ちなみに、LAYLAXでもバレルを製造していますが、HOP部分はマルイと同寸ですので、いわゆるノーマル互換に造られているという事です。

 HOPの押しゴム部分も、KMで硬さの違う物や、LAYLAXやFIREFLYでブロックタイプの物が出ています。
 KMは、従来品対応部品であり、LAYLAXやFIREFLYの物は、長掛けHOP対応品ですので専用のパッキンか、従来品を加工して使用する必要が出てきます。

 HOPアップの機能を一つとっても様々な部品が出ています。
 機種によっても相性がありますので、ご自分の銃に合った物を使ってくださいね。高額な部品ではありませんので、いくつかを比較検討してみるのが、一番だと思いますよ。


 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

    


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(0)電動修理メンテナンス

2012年11月18日

HOPパッキン で はまって・・・

 COMBAT DOLL の店主です。

 またまた、3日ほど空いてしまいました(汗)

 しばらく、ドツボにはまってましたので、その辺の事を・・・ アップさせて頂きます。


 左から、LAYLAX PDI KM A+ です。

 実際、いろいろなメーカーで発売されているHOPパッキンですが、今回「はまった」のは、マルイのノーマル品でした。

 M14(マルイ製)の飛びがおかしくなり、弾詰まりのようになったり、HOPが効かなかったりになってしまい、空撃ちでの動作音は正常な状況でした。

 そのままメンテナンスでお預かりしたのですが、本体を分解して、バレルとパッキンをチェック・・・異常は無い(この時は気が付かない)と判断しました。
 チャンバーのエレベーション(HOP調整)の動きにひっかかりが有り、ここが原因だと思い、スムースに動く様に再調整して、組み上げて確認してみた所、状況は変わらず・・・(5回くらい繰り返し)
 それなら、内部に問題が有るかも?と、圧縮のバラつきでも出ているのかもしれないと、分解し、グリスアップメンテナンスと各部品のチェックを行なう。シリンダーグリスも少なくなっていたので、ここか?ここなのか?と、疑いながら組み上げて、再チェック・・・ 改善の様子が見られない・・・?
 見落としが無いかと、もう一度バラしてみると、シリンダーヘッドのノズルがグラグラになっているのを発見! 
 「これか!? お前が原因だったんだな! 世話掛けやがって!」
 と、原因がハッキリしたと、安心しながら、補修、組み上げをして、意気揚々と試射を・・・
 「あれ? 多少マシにはなったけど、あまり変わってない?? なんで!?」
 原因が解からない? 他に理由が何処にあるの? と、迷宮入り目前・・・

 現場に立ち会ってくれていたクライアント様から、「このHOPパッキン、ちょっと柔らかくない?」と指摘を頂いたので、他のノーマルパッキンと比較してみると、確かに少し柔らかい・・・
 「このくらいなら、関係無いと思うけど・・・ でも柔らかくなる原因(間違ったり、過剰なグリスアップ)が有る訳じゃないから、最初からこのくらいのロットだったんじゃないかなぁ?」と話をしつつも、換えてみる事にして組み上げてみました。

 すると・・・ 「えっ!? 直った!? これだけ!??」 通常の状態に戻りました・・・。

 よくよく比較してみたところ、見た目は少し光沢が出ていますが、変質してる感じでも無く、かと言って機械油が浸みた様に溶けている状況でもないのですが、少し柔らかめで、若干粘りが強くなっているのも確かでした。この変化は、なぜ?おこったのだろうか・・・?

 推測の域を出ないのですが、しばらく木製ストックを付けた状態で保管されており、木製ストックから染み出すヤニや、塗装や仕上げに使われているシンナーや油が原因なのかもしれないと思うしかありません。実際、配線の端子なんかは、腐食してしまう場合もありますので、これが要因の一つなんだと思うしかありませんでした。

 ほんとに、パッと見では全然判断できませんでした。切れたり変形したりしていてくれていれば、即交換で解決だったのですが、このM14は、2週間かかって修理が完了となりました。

 見事、ドツボにはまってしまった修理の1つでした。

 長年いじってますが、こんな時もあるんですよねぇ・・・

 まだまだ、キャリアが足りないと思うこの頃です。

 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00 
  定休日 日曜日 年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
  メール info@combatdoll.jp
  ミリブロのメッセージからでも大丈夫です

   


Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(0)電動修理メンテナンス