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2013年05月11日

STAR製 Mod43 廉価版 メンテナンス

 COMBAT DOLL の店主です。

 昨日は、ブログを更新する時間が取れず、サボってしまいました。

 申し訳ありません。

 定例会詳細につきましては、明日現地を確認致しまして、ゲーム方法等アップしますので、宜しくお願い致します。



 さて、今回は STAR製のMod43の廉価版(プラボディ・ポリカメカボックス)仕様のメンテナンスです。

 安くて、軽くて使い易い分隊支援火器としては人気があるのですが、性能が追い付かない感の強いこの銃ですが、いたしかたなしと言ったところでしょう。



 インナーバレルもKM製品に交換してあるのですが、チャンバーでの気密ロスが大きく、メカボックスとチャンバーの合わせも微妙なので、高レートスプリングを使用して、パワー調整になってしまいます。
 負担を考えると、なるべく低レートにしたかったのですが、チャンバーパッキンを交換して、初速5m/sのアップにするのが限界でした。チャンバーのホールドと、メカボックスの位置関係などが、上手く決まりません。



 ポリカーボネイト製のメカボックスはシースルーで状態を確認するのは楽なのですが、強度的に不安が出ます。マルイ製品の純正品レベルのスプリングでドライブできれば、安心なのですが、それだと初速は60m/sくらいまで落ちてしまいます。既に組み込まれていたスプリングは150%相当の物のようですが、適正HOP(0.2gBB弾)で80m/sくらいでしかありませんが、これ以上高レートのスプリングは破損させるだけですので、使用は避けます。
 画像の通り、シリンダーヘッドの位置固定のダボが折られてしまっています。ブレーキ兼二次加速ロッドも考えたのですが、チャンバーのエアロスで高圧縮が無駄になるので、初速減の要因を嫌って、取り付けは止めにしました。

 メカボックスの負担を考えて、軸受けはベアリングに換装しました。シム調整もバッチリに致しましたので、ノイズはかなり減っています。



 ピストンはエンゼル製で、ヘッドはマルイ純正が使用されていましたが、ピストンのギアとセクターギアの噛み合わせ位置がズレていましたので、ワッシャーを挟んで調整です。真ん中のOリングはセンター調整用です。スプリングガイドも負担軽減で、ベアリング付きの物をネジを追加して交換です。

 チャンバーとメカボックスの位置合わせが完璧にできれば、もっと効率がよくなるのですが、この銃の造りでは、この辺が妥協ラインでした。

 耐久性を落としても良ければ、初速調整もやりますが、このくらいで折り合いを付けて頂ければと思います。

 クライアント様、こんな状況になりました。お確かめ下さいませ。


 COMBAT DOLL 店主 中根

  営業時間 月曜日~土曜日 19:00~21:00
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  年末年始 他 臨時休業あり  
  TEL 053-450-3308 FAX 同番
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Posted by コンバットドール  at 17:39Comments(2)STAR

2013年05月09日

?社 中華製 L96A1 修理・調整

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は一昨日ご紹介した 「?社 中華製 L96A1 メンテナンス」の修理レポです。

 クライアント様のご予算の都合もありましたので、修理・調整となりました。



 まずは、HOPチャンバーの修理、調整です。

 折れてしまったHOPレバーは、幸いABS製だったので、画像にある「アクリサンデー」を使って接着します。
 この接着溶剤はアクリルを溶着(溶かして接着)するので、成型品の強度に近い状態に戻せます。
但し、A(アクリル)B(ブチル)S(スチロール)の混合比によって強度が変わりますので、アクリル成分の少ない、安いABSでは強度が足りなくなりますので、ご注意下さい。
 HOPレバーが折れてしまったのは、HOP調整ネジの締め過ぎも原因なのですが、一番の要因はリテンションスプリングが長過ぎた為、HOPレバーが下がり切らない事でした。これによりHOPの効きも弱かったので余計に締め過ぎてしまったようです。
 レバーとチャンバーの隙間を埋める為にラバーを貼り付けますが、HOPの掛かりを確認して、厚み調整を行います。
 スプリングは、画像の状態を半分にカット、ラバーは細くなった部分の外径と面一(同サイズ)にカットする状態になりました。
 チャンバーパッキンは、HOPを掛ける部分が押し破られて穴が開いているのですが、交換する同型がありませんので、そのまま使用しています。若干のエアロスは出るものの、弾道への悪影響は軽微でしたので、価格を抑える理由で現状維持です。

 この固体は、インナーバレルをショートカットし、内蔵サイレンサーの空間を15cmも取っている為、最小限(0.28g時)に調整してあります。



 アウターバレルの内径と、チャンバーの外径の遊びが0.4㎜くらいあるので、チャンバーにはアルミシムシートを貼り付け、センターが出せるように調整します。インナーバレル先端も同様で、既存で施工されていたバッファーでは硬度が足りずにセンターズレを起こしていましたので、他製品用のジュラコン製の物を加工して取り付けます。Oリングを増設する為の溝を追加して、微調整でアルミテープを巻き付けてやりました。
 双方、あまりきつくし過ぎると、アウターバレルへのインサートが難しくなりますので、適度なサイズを微調整して、シリコンスプレーで滑らせて挿入します。



 アウターバレルの空洞に、吸音材を挿入します。内径約22.5㎜なのですが、安く上げる為に100円ショップにて購入したヘアカーラーの細い物を、芯を入れたまま挿入します。若干きつめですが、シリコンは使わずに押し込みます、シリコン等の油が付着するとスポンジの劣化が激しく、ボロボロになってしまうので、根気良く入れてやります。芯も使用するのは内側の変形を防止して、エアの流れを安定させる為です。
 安い素材ですが、消音効果は高いですよ。2個使用してあります。
 バレルの出口は9㎜まで広げてあります。それ以下では弾道が安定しませんでした。インナーバレルの精度と空走距離の長さを考えれば、妥当なサイズでした。



 アウターバレルも固定が弱く、ガタが出ていたので調整です。レシーバーとアウターバレルの間には、VSRのように樹脂カーラーが入っていたのですが、シリンダーとのギャップを埋めるサイズでは無く、アウターバレルのネジの締め込み調整用といった状態でした。それでも、1/4回転分余ってしまうので、アルミシムを使って締め込み位置調整をしました。若干、はみ出してしまっていますが、価格設定での妥協ラインですので、ご了承頂きたい部分です。


 
 シリンダー内部は、既設のパーツを生かす対処として、ピストン内にスリーブのはめ込みでの内径調整と重量調整を行い、スプリングレートの調整としてスプリングガイドにテンション調整用のカーラーを増設しました。スプリングレートが不明だったので、押し切ってくれる状態にし、シリンダーヘッドのノズル内径の調整でパワー調整と消音化を図ります。この仕様で内径は3.2㎜となりました。
 インナーバレル内径は不明ですが、長さは約350㎜くらいでした。



 シリンダーは、歪み変形が激しく、使い物にならなかったので、マルゼン製の純正品と交換です。たまたまストック品がありましたので、価格を抑える為に使用しました。
 強度を考えると、真鍮製かステンレス製の物への変更がお勧めなんですが、部品の在庫もほとんど無く、高額品の流通在庫が僅かにあるだけですので、ご予算の都合が付きましたら、早めの交換をお勧め致します。

 また、マウントベースもご丁寧に傾斜付きを再現してくれてある為、スコープを付けると遠距離でのサイト調整ができなくなっています。左右も斜めに傾いていたりします(涙)。前側のマウントリングとスコープとの間に、1㎜厚のABS板を挟み込んで調整できるようにしておきました。
 スコープのレベル調整もして、取り付けしてあります。
 性能を上げて、現状のスコープでは物足りなくなりましたら、マウントベースは並行な物に交換したいところですね。ですが、流通在庫もほとんど無い様なので、流用品か、取り付け調整になりますね。残念です。

 最低限の修理調整で、こんな所です。

 現状の実射性能としては、マルイ製L96と同程度になっています、初速が規制MAXにしてある分だけ、若干良く感じるレベルですね。HOPシステムがマルイタイプなので実現できる性能です。
 初速は最大、0.2g時96m/s・0.25g時87m/s・0.28g時84m/sとなっています。パッキンに穴が開いているせいもありますが、重量毎の初速差は電動ガン並みになってしまっています。

 持ち込まれた状態から見れば、飛躍的に性能アップが感じられると思いますが、まだ性能は上げられますので、希望があれば早めにお願いしたいと思います。
 パーツが1丁分しか確保できていませんので、無くなってしまったらグレードアップができなくなってしまいますので、ご了承頂きたいと思います。

 以上、中華製 L96A1 の修理・調整 でした。


 COMBAT DOLL 店主 中根

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Posted by コンバットドール  at 21:30Comments(0)エアガンメンテ・カスタム 海外製

2013年05月09日

今月より、定例会を再開致します!

 COMBAT DOLL の店主です。

 今月より、奥山デイズさんでの当店定例会を再開致します。



 5月26日(日曜日) 雨天の場合 中止 (翌月開催)
            Yahoo天気予報、静岡県西部浜松市北区を判断材料とし、
            木曜日の夕方の更新を見て、判断致します。
            微妙な場合は、土曜日の昼の更新にて決定致します。

 時間 開場        08:00~
        弾速チェック、ゲーム準備を09:00までにお願い致します。 
    集合(挨拶・説明) 09:00~
        レギュレーション確認、フィールド説明、注意事項等
    開始(第一ゲーム) 09:30~ (1ゲーム20分4ゲーム予定)

    昼食(各自持参)  12:30~13:30

    写真撮影      13:30~14:00

    午後ゲーム開始   14:00~16:00 (4ゲーム予定)

    終了挨拶      16:00

    完全撤収(閉場)  17:00 (フィールド入り口施錠)

  参加費は1000円~ ですが、駐車スペースに限りがあります。
  車両1台で単独の方の場合は2000円をお願いする場合がございます。
  3名以上の乗り合わせであれあば間違い無く、お一人様1000円になります。
  参加人数と車両台数によって変わりますので、近日になりましたら告知致します。

 レギュレーションに関しましては、過去のレギュレーションをご参考に下さい。
  定例ゲームレギュレーション及び参加規約(奥山デイズ)
  「奥山デイズ」定例会レギュレーション

 今回は試験的にセミオートでの使用であれば、電動ガンでも0.25gの使用を可能と致します。ブッシュが少なめの時期を考慮しての措置になります。6月以降10月までは0.2gが基本レギュレーションです。
 フェイスガードは任意としておりますが、基本使用を推奨致します。
 至近距離での発砲で流血及び歯が折れてしまう事もありますので、撃つ方も撃たれる方もご注意願います。
 検証の結果、危険度が高いと判断させて頂いた場合は、今後も0.2g弾をメインに行います。

 BB弾はバイオ弾限定です。お間違えの無いようにお願い致します。


 ゲーム方法の詳細は、後日改めてお知らせ致します。

 以上、宜しくお願い致します。

 参加希望、お問い合わせは、下記までお願い致します。

 COMBAT DOLL 店主 中根

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Posted by コンバットドール  at 18:19Comments(0)定例ゲーム案内

2013年05月08日

VFC M4シリーズ アウターバレル

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回はチョイネタです。

 メッセージにて、お問い合わせのあった案件の説明と、ついでに気が付いた事例です。

 
 (画像はマルイのフレームを仕様した再現です)

 以前のVFCのスティンガーのチューニングの際、バレルのロックナットを外す時に、ものすごい苦労をしました。

 お問い合わせ頂いた方も、苦労されているようで、いまだ外れないご様子です。

 結論から言いますと、基本、「力技」しかありません。

 画像の様に、大きなモンキーを仕様して、ナットを掴みます。フレームは、ロアを組んだ状態では破損の危険があったので、レール部分にマウントリングを取り付けて、掴み所を作った上で、後方を変形させないように力をかけます。
 ただ、ハンドガードレールの位置決めの為、メチャクチャきつく締まっています。ネジロック剤等は使用されていませんでしたが、塗装膜があつくなっていて、ネジロック剤の代わりになってしまっています。
 当方はCRC-556を隙間に吹き付けて一昼夜置いて、コンロの直火で加熱してから、モンキーの柄の部分をハンマーでガンガンたたいて、やっと外れました。

 外れたパーツを再度合わせてみると、きつくなっていたのは外周に距離で5㎜分無いくらいでした。

 注意点としては・・・

 CRC-556は、塗装に浸透してしまいますので、フレーム側から最低限の箇所に吹いて下さいね。余分な所まで吹いてしまうと、塗装面がデコボコして柔かくなってしまいます。
 モンキーの柄をハンマーでぶったたく際も、フレームをバイス(万力)等に固定してしまうと、フレームが割れる恐れがあるので、マウントリングを付けて、腿の上でやりました。結構痛かったです(涙)。
 加熱に関しては、正直、効果があったのかは判りません。ネジロック剤が付いているのを想定しての加熱でしたので、ネジロック剤が使われていなかった結果を考えると、加熱は無い方が良いかもしれません。
 ロックナットは鉄、フレームはアルミですので、アルミの方が熱膨張率が高いので、逆にきつくしてしまう恐れがあります。

 こつは・・・ 特に無いです。ゴメンナサイ!

 モンキーで掴むスペースが狭いので、たたく時に外れないようにおさえますが、フレームも腿の上で固定しなければなりません。画像を参考にして頂くしかありません。

 根気と気合で頑張って頂きたいと思います。

 それと、ブログタイトルの内容ですが、



 今回の内容を再現しようとした時に、初めて気が付いたのですが、VFCのアウターバレルって、基部の所の直径がマルイの純正サイズでは無かったんですね。はめようと思ったら入らなかったので、改めて確認してみると、太い上にテーパーまで付いていました。
 勿論、フレーム側も大きくなっているでしょうから、VFCのフレームの他社のアウターバレルを取り付けようとすると、寸法の違いでガタが出ると同時にセンターも狂わせてしまいます。
 当方の勉強不足でした。今回のお問い合わせで気が付かせて頂きましたので、今後のカスタムのプラス材料になりました。

 お問い合わせ頂いた、I様、ありがとうございました。

 これで、またひとつ賢くならせて頂きました。

 今回の記事説明が参考になればと思います。道具が無ければ、いつでもご相談くださいませ!


 COMBAT DOLL 店主 中根

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Posted by コンバットドール  at 22:10Comments(1)VFC

2013年05月07日

?社 中華製 L96A1 メンテナンス

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回はまた微妙のアイテムですが・・・

 WELL社?、UTG社?、またはNBかも知れませんが、中華製のL96A1ボルトアクションライフルです。



 実際の販売ブランドは良く解りませんが、マルゼン製タイプ96のコピー品で、スコープやバイポットまで付いたフルセット品だったようです。
 複数のオーナーを渡り歩いて来たようで、持ち込まれた方も把握していらっしゃいませんでした。

 実際、修理するかも未定ですが、見積もりとネタの為に分解レビューさせて頂きました。



 残弾確認のレバー・チークピース類の可動・マガジンやHOP調整は、マルゼンの物と同様です。

 一部、ジャンクパーツがありましたので、比較できる部分は比較して見ます。



 シリンダーは長さで、1㎜長くなっていました。ハンドルエンドボスは同寸です。シリンダーヘッドのノズルの長さも同様です。セットピンも全く同じにできていました。
 ピストンとスプリングは入れ替えてあるようですが、スプリングガイドも同寸で、コッキングインジケーターも付いていたようです。こちらは、カットされていました。



 レシーバーとトリガーも同寸ですが、レシーバーの内径は若干広くなっていて、ガタが大きい状況です。アウターバレルのインサート距離が10㎜くらい短くされていました。
 トリガーブロックは亜鉛製で重量があります。トリガーはトリガーセーフティーが追加されています。シアも共通ですので、強化は可能です。



 アウターバレルは、根本のインサート分が短くなっていますが、ネジの切り込み量は同じになっています。チャンバー取り付け穴も同じですが、用途不明の小穴が3つ空いています。根元側の穴は、BB弾が入り込んでしまった時の吐き出し穴でVSRと同様の対処になっていました。
 先端のキャップはプラスチック製で、赤い成型色になっているので、アメリカ向けの製品だったようです。マルゼンの物と比べると、少し長いですが素材の関係とアメリカの規制による対処品ですね。

 チャンバーは、マルゼンのタイプ96とSR-2との共用タイプのコピーですが、インナーバレルは外径8.5㎜になっており、マルイと同寸です。パッキンの外径も10㎜でしたので、バレルを交換したい場合は、VSR用の物を加工して取り付ける事が可能の状況です。

 一通り比較してみました。

 で、今回の固体で問題があるのが、以下の部品ですね。



 ボルト操作の関係で、変形してしまったシリンダー・・・ 交換するしかありませんが、強度のあるカスタム品は高額になってしまいます。

 短くカットされているインナーバレル・・・ バレル内でサイレンサー効果を出す為か、パワー調整の為にカットしたのでしょうが、空走距離が長く、センターブレもあり、6.8mmしかない出口からは、BB弾が正常に吐き出されない状態です。

 折れてしまっている、HOPレバー・・・ 補修か作り直しが必要です。

 破れてしまっているチャンバーパッキン・・・ 交換するしかありませんが、同じ物がありません。

 寸法の合わない、スプリングとピストン・・・ APS用のカスタムピストンですが、大径用のスプリング対応品ですので、どちらかに合わせてあげる必要があります。



 ピストンを生かすのであれば、大径スプリングと大径用のスプリングガイドを用意するか、画像の様にサイズ調整用のスリーブを埋め込んで、対応するかですが、13㎜外径のステンレスパイプを使っても若干広いので、VSR用のスプリングに交換して使用するのがベストです。流通パーツも多少選べますので、パワーの調整がし易くなります。スプリングガイドはそのままでも大丈夫ですので、この仕様が無難だと思います。
 ピストンがこの製品の場合は、シアもステンレス製に交換する必要があります。亜鉛ではどんどん磨耗してしまいますので、部品が手に入る内に交換して頂きたいと思います。



 インナーバレルと内蔵サイレンサーは、出口とのセンター出しが重要になりますので、出口が8㎜くらい広がれば長さは100㎜まで、7㎜くらいに絞りたければ50㎜くらいが限界だと思います。
 VSRの様に、エアブレーキロッドを増設してやれば、50㎜分のサイレンサーと7㎜の出口で、消音効果が最大効率で得られます。インナーバレル長も430㎜で取れますので、VSRのカスタム品並みの性能が出せます。マルイのL96より、間違い無く高性能にできますね。

 ただ、この固体で試算すると、フルカスタムだとマルゼンのタイプ96が新品が買えてしまいます。
 妥協して、レンジアップカスタムをせず、精度出しを最低限にしても、マルイL96の新品が買えますね。
 ダメな部品の補修と交換でも、VSRの新品価格くらいになってしまいます。

 そのまま、引き上げになってしまいそうな雰囲気ですね。

 クライアント様のご判断にお任せ致しますので、宜しくお願い致します。


 COMBAT DOLL 店主 中根

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センター出しをするブレ止めを設置して、銃口を広くするか  


Posted by コンバットドール  at 22:00Comments(0)エアガンメンテ・カスタム 海外製

2013年05月06日

CYMA M14EBR メンテナンス

 COMBAT DOLL の店主です。

 今日も、投稿が遅くなりました。申し訳ありません。2時間ほどズルしまいた(笑)。

 今回はCYMA製のM14EBRのメンテナンスです。



 今回のご依頼は、弾が真っ直ぐ飛ぶようにして欲しいというご要望です。
 元が元なので、高額なカスタムは必要無いという状況でした。

 初速をチェックしてみると、80m/s弱と遅めのセッティングになっていますが、このメーカーのデフォですね。弾速もムラが大きく、弾道が安定しないのも肯けます。
 サイトもズレていて、レールも歪んでいるように見えますが、とにかく分解して検証して行きましょう。



 ストックと本体のバラシは、G&Pと同様です。基本、マルイのコピーになっていますので、容易に分解できます。配線はシンプルになっていますので、マルイより楽な感じがしますね。



 グリップまわりが緩んでいたので、増し締めです。ストックパイプを外さないと、コネクターとヒューズBOXがストック内を通らないので、先にここを分解したのですが、ストック基部の分割が、M4とは違っていますので、お気を付け下さい。



 メカボックスを外して、フロントまわりの確認です。チャンバーもマルイコピーですので、最悪の場合は対処可能です。ただ・・・、インナーバレルは曲がっているし、パッキンに塗布してあるグリスが良くなく、ゴムを溶かしています。バレル側に溶けたゴムが付着して黒ずんでしまっています。
 今回はインナーバレルはそのまま、パッキンは交換となります。パッキンは縁の厚いタイプがはまっていて、シリコンスプレーをたっぷり吹いておかないと、弾詰まりを起こしてしまうので、マルイタイプの縁の薄い物に交換する必要がありましたので、劣化状態の良し悪しに関わらず交換になりました。
 インナーバレルは、ガラス板の上を転がして確認しますが、コロンコロン転がるので交換が望ましいのですが、今回は据え置きです。



 お次はメカボックスのバラシです。
 モーターのハウジングは、素直にストック内に収まってくれるので、G&Pの物より組み易くて助かりますが、調整用のイモネジが、ネジロック剤に埋まって見えない状況でした。分割の境目にあるのでネジも緩く、瞬間接着剤で固定としてあります。
 配線もシンプルになっており、カットオフレバーやスイッチ類もマルイのコピーですが、品質は・・・といった状況です。軸受けは6㎜のメタル軸受けですので、まだ安心ですが、シムは少なくて左右にスカスカ移動します。シムの追加調整が必要ですね。



 ピストンヘッドは2㎜の6つ穴ですので、弱いスプリングでは圧縮負けをしてしまいます。マルイのノーマルヘッドに交換して、1㎜の4つ穴に加工します。
 ノズルは・・・ 先端は斜め切りの上、クラック(ヒビ)が入っていたのですが、気密は取れているようなので、そのまま据え置きです。
 シリンダーヘッドのノズル部分も・・・ 残念な状況ですが、据え置きです。
 スプリングもカット品が使用されていますが、ここはデフォとなっていますので、交換が前提です。今回はA&KのPKMから外したスプリングを使用して、コストを抑えます。(サービス品です)



 お馴染みの緑色のグリスを拭き取り、簡単に洗浄してから組み込みです。
 シムは結構追加して調整しました。今回は最低限で可能な限り、性能を上げるのが、オーダー内容ですので、これで中身は終了です。



 本体の組み上げですが、フロントサイトの傾きは、バレル基部のホゾ穴のズレが原因だったので、ホゾ穴を長穴にして動かせる様にしておきます。塗膜が厚いので、固定ネジを締め込むと動かなくなるので、これ幸いでした。
 アウターバレルとストックの固定スペーサーが寸法が結構違ってしまっており、そのまま締め込むとストックレールを狭めてしまい、変形してしまいます。隙間が0.7㎜あったので、線径0.7㎜のスプリングをカットしてシムスペーサーとして挿入して、解決してあります。



 それまで、チグハグに歪んでいた、レールやサイトが一直線に並ぶようになりました。
 ただ、締め込む順番を間違えると、また歪みが発生します。チャージングハンドルの動きが悪くなったら歪みが出ている証拠になりますので、ご自身で分解される際の目安にして頂きたいと思います。

 結果、チャンバーパッキン・ピストンヘッド・スプリング・追加シム、だけですませたこのEBRです。
 初速は0.2gで最大93m/sとなりましたので、マルイ製品の箱出しくらいのレベルに近付いたと思います。
 これで、バレルが曲がってなければ、良かったのですけどねぇ~(苦笑)

 この性能から、もう少し(予算を)かけても良いかな?と思いましたら、インナーバレルやシリンダーヘッドとノズル、スプリングガイドとスプリングを交換して、リミットいっぱいの精度アップをして、光学サイトを乗せる、マウントベースも補正加工で取り付けるとカスタムガンと呼べるレベルまで引き上げられますね。ご予算はかかってしまいますが・・・(笑)
 ご購入の本体価格くらいには、なってしまいそうですね。

 なには、ともあれ、妥協レベルまでは引き上げましたので、安心してご使用頂きたいと思います。

 なかなか、ハードな補正でしたが、MSRよりは楽でしたよ!


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Posted by コンバットドール  at 23:59Comments(2)CYMA

2013年05月05日

現代サポート・ウエポン図鑑(2008)

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は関連書籍です。チョイネタです。

 最新軍用銃事典を待っている間に、我慢できずにオークションで落札してしまったものです。



 2008年8月発刊「現代サポート・ウエポン図鑑」です。

 ほとんど重複しているのは解っているのですが、歩兵携行ミサイル類があるので、買い逃してからも気になっている本の一つでした。

 検索してみて、ヒットしてしまい、3週間ほど悩んでポチってしまいました。

 定価で2冊おまけ付きの価格だったので、良い買い物だったと思っています。

 今月号のアームズマガジンの新製品コーナーで、ペットボトルRPGが載っていますが、どうせなら、この64式対戦車ミサイルで作ってくれれば、濡れずに発射できて、トラップにも使えるのになぁ~ なんて思いながら、読んでいます。

 また、ピンポン玉やバトミントンのシャトル、ペットボトルを発射するゲテモノおもちゃでもこさえようかなぁ~。ピンポン玉は昔にゲーム投入して面白かったしなぁ~。

 懐かしさを感じながら、お勉強中です・・・。


 COMBAT DOLL 店主 中根

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Posted by コンバットドール  at 16:00Comments(6)関連ご紹介

2013年05月04日

ARES MSR チューニング編

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回は、以前レビュー記事を上げた固体のチューニング編です。



 前回の記事で、間違って説明していた箇所がありました事を、訂正とお詫び申し上げます。

 記事内にて、加筆・訂正を加えてありますので、ご参照下さい。

 取り扱い説明書をちゃんと見ていれば、間違えない部分だったのですが、ボルトアクションライフルだと言う事もあり、目を通さずに作業を始めた為の間違いでした。申し訳ございません。
 コメントによるご指摘で、気が付かせて頂きました。タガート様、ありがとうございます。

 さて、本題です。

 クライアント様のご要望は、HOPが効くようにする事と、初速の調整と、スナイパーライフルとしての性能を発揮させて欲しいという事です。
 前回のレビューの通り、VSRの部品と共通の内部パーツがほとんどでしたので、高額なカスタムパーツは使用せず、移植する事で最低限VSRの性能が保証される低コスト、ハイパフォーマンスチューニングです。
 新品のVSR-10リアルショックが生贄となりますが、殺すつもりはありませんので、実質2個2個仕様です。

 まずは、アセンブル交換になったVSRのシリンダーです。



 ハンドルの根本部分になる、エンドボスの付け根にテーパーがあるので、ハンドルの方をリーマーのて拡張加工して移植取り付けです。スプリングはMSRに入っていた物を使用します。
 残る、VSRももったいないので、アウターバレルのガタ取りと、スプリング入れ替えでの調整を行い、使用できるよう仕上げておきます。インナーはジャンク品より純正中古ですので、ウエイト無しのリアルショック無し木スト風VSRです。ライトチューニングのVSRです。



 チャンバーまわりですが、VSRのノーマルバレルを使用するのは、軽量化と長掛けHOPを生かす為です。
 A+エアソフトで発売されている、パッキンを使用します。このパッキンは少し硬めの素材で、抜弾抵抗が高くなって溜めも効き、オーバースペック気味のスプリングを使用する際は、調整し易く、重量弾での精度が高くなります。
 パッキンの押しゴムも柔らか過ぎるので、ハードタイプの押しゴムに変更します。構造的には、無しの状態でVSRと同様なのですが、経験上から取り付けます。あった方が安定します。



 アウターバレルとの合わせを行いますが、ハイダー基部の拡張とセンター出しをしますが、現物合わせになりますので、ズレ方向や、加工仕上がりは、個体差が大きいと思いますので参考程度にしてください。
 チャンバーを取り付けてみると、バレル先端は偏ります。内部の穴あけかアウターの削り出しのどちらかが、僅かに狂っているのですが、どちらが正解かの判断ができませんので、組み合わせての現物調整です。
 ハイダー基部に、ツールスポットを作って取り外しがやり易いようにしておきます。あわせて内径も9㎜のドリルで広げておきます。
 インナーバレルは25㎜ほど短くなります(430㎜)が、ハイダー基部の干渉を避けられるので、好都合と言えます。



 レシーバーとアウターバレルの合わせです。
 クランプ締め付け方式となっていますので、センターが出る事はありません。シムを挟んでずらしたい方向に行ってくれるように調整です。
 仮組みとして、固定されるまで締め付け、どの方向に修正するべきか把握して、微調整しながら位置出しをしていきます。この時、シリンダーノズルの押し込みの際の、BB弾のストッパーとの位置も当たりを見ながら行う必要があります。ズレが大きいと、プラのストッパーを真鍮のノズルで削り込んでしまい、後々給弾不良が発生してしまうことになりますので、可能な限り、シリンダーがスムーズに動き、センターに近い所で固定できるように努力します。
 位置が決まったら、センター出しと抜け防止になるネジを追加加工して増設してやります。次に分解した時の組み立ては楽になり、ピストンの打撃でアウターバレルが前方に逃げてスッポ抜ける事がなくなります。
 動作確認している時に、リアルショックのウエイト付きピストンの打撃で、ジワジワ抜けて行く状況がありました。アウターバレルを変形させないように、加減して締め込んでいるとスッポ抜ける可能性が高いと判断できる状況でした。



 トリガーの動きも遊びが大きく、シリンダーの動作もきついので、トリガーブロックも細工しておきます。
 シアとトリガーの軸が3㎜だったので、電動ガン用のシムを使って調整します。ちなみに、シアは左右0.15㎜、トリガーは左右0.2㎜のシムでちょうど良くなりました。
 シアの抜けも良くなります。シアは下の画像の様に、仕上げ加工を加えます。



 この辺の加工は、サンプロのレミントンシリーズに有効で、トリガープルの軽量化につながります。
 昔、散々やっていたチューニングですが、今のVSRやAPSでは必要の無いチューニングですので、最近の方では気が付き難い部分だと思いますので、他の機種でも試してみると良いと思います。



 シリンダーを引き切った時に、シリンダーヘッドの部分がガイドカラーから外れてしまう為、シアの掛かりの手応えが、若干ぬるく感じてしまいますが、ここを補正する為にはレシーバーの内径の変更が必要になってしまいます。シムスペイサー等での補正も可能ですが、今回は予算の関係で行いません。
 センター出し等、シビアの調整になりますので、チャレンジされる方は頑張って頂きたいと思います。一度だけVSRで行った事がありますが、シリンダーギャップが無くなると、静音化につながります。

 そして、フレームとの合わせですが・・・



 仮組みしてみると、フローティングのバレルがグラグラ動いてしまう・・・(何故っ!?)

 で、よくよく考えて、確認すると、アウターバレルをクランプ方式で固定するレシーバーの基部が、締め込みで薄くなってしまうので、フレームとの遊びができて当たり前なんですよね!(笑)
 画像の様に、左右に1㎜のABS板を貼り付けた状態で矯正ですが、フロントのハンドガード取り付け基部も左にオフセット状態でしたので、鑑賞に堪えるレベルで補正取り付けになりました。
 画像の様に、バレルと比較すると僅かに左寄りになりますが、妥協しなければいけない部分でした。

 補正、矯正の確認も終わって組み上げです。

 シリンダー内部のチューンは、 「リアルショックVSR-10 レンジアップ」をご参照下さい。
 チャンバーパッキンとスプリングレートが異なっているのと、予算の都合で加速ロッドの取り付けは行っていませんが、基本的な作業は同じになります。
 硬めのパッキンを使って、抜弾抵抗が上がっている事により、BB弾の重量での初速差が小さくなります。
 この固体での最大初速は、0.2g時90m/s・0.25g時86m/s・0.28g時84m/sとなっており、各重量適正HOP時では、0.2g時のみ87m/sに落ちますが、他は最大が適正になっています。
 吐出とのバランスを取って、調整されています。

 弾道と初速をチェックしたところでスコープの調整ですが・・・

 画像はあえて、アップしておりませんが、レティクル軸と調整軸が気持ち良くズレてしまっている状況ですので、レティクルでレベル合わせを行って調整しています。
 0.25gでの有効射程40m設定のHOP調整で、12m先のグルーピングは30㎜以下に仕上げています。

 フルカスタム品ではありませんが、VSR本体を潰した上でのチューニングでしたので、コストダウンの関係で、このくらいの仕上がりですが、フルカスタムと比較しての完成度は90%以上です。
 この10%を埋めるのに、VSR本体分くらいの費用が必要になりますので、コストパフォーマンスを考えれば、これでも十分なチューニングだと思います。

 ちなみに、VSRの方は、初速最大値 0.2g95m/s、0.25g88m/s、0.28g81m/sに調整してあります。ブレーキロッドは付いておりませんので、静かさは少ないですが、通常のライトチューニング品に仕上げてあります。十分ゲーム使用できる仕上げになっております。グルーピングはノーマル品です。

 クライアント様、ほぼ完璧と言った状況ですので、期待して受け取って頂きたいと思います。

 
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Posted by コンバットドール  at 23:15Comments(6)エアガンメンテ・カスタム 海外製

2013年05月03日

やっと買えました! 軍用銃事典!!

 COMBAT DOLL の店主です。

 浜松祭りも始まり、地元は賑やかです。

 本日、待望の「最新 軍用銃事典」を購入できました!



 新旧並べてみると、若干小さくなっているのですが・・・



 写真点数も300弱くらい増えているので、ボリュームはアップされていますね!

 MSRも載っています!

 書店からの連絡がなかなか来なくて、先週は確認の電話を入れたりしていたのですが、ようやく手に入って一安心です。


 明日は、MSRのVSRとのバーター記事をアップしますので、宜しくお願い致します。

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Posted by コンバットドール  at 20:08Comments(2)関連ご紹介

2013年05月02日

ARES MSR レビュー(5/3 記事訂正有り)

 COMBAT DOLL の店主です。

 今回、カテゴリーがちょっと違いますが、海外製品と言う事で、取りあえずこちらにしておきますが、後々、変更になるかもしれません。

 ARES MS338 MSR ですね。



 クライアント様より、HOPが効かないと言う事で持ち込み、チューニングのご依頼です。

 スコープまでセットされたこのパッケージは、お得な感じがします。
 ただ、海外製品ですので、修正が必要になるのはデフォだと考えて頂きたいアイテムですね。

 個人的な評価(優・良・可・不)をすると、「良」の部類だと思いますが、チューニング前提の評価です。当たりハズレがあると思いますので、全製品が当てはまらない場合があります。

 中身はVSR-10を基本としていますので、チューニング用の部品が手に入り易いです。完全移植の方が、リーズナブルなカスタムチューニングになると思います。

 各所の検証です。



 マガジンと給弾ルートですが、L96とは異なり、ルートはスプリング圧送の延長線上です。
 この分がデットスペースになり、24発残ります。ストッパーはありませんので、マガジンを外すと、BB弾が産卵されてしまいます。
 記事修正 当方が分解の際、他へ避けていた為の見落としでした。下の画像を見て、確認致しましたので、お詫びと共に訂正致します。



 レシーバーとアウターバレルの固定ですが、はめ込んで締め付けになっており、位置固定のキー溝等はありませんので、分解組み立てに際にセンター出しは、慎重に行う必要があります。



 アウターバレル先端のハイダー基部は圧入の様です。ネジ部は、M14サイズではありませんので、別途サイレンサーを付けたい方は、加工が必要になります。
 右側の画像は、個体差の出る仕上げの状況です。 お察し下さい・・・。
 記事訂正 実際にはネジ加工されていました。 お詫びと共に訂正致します。



 HOPチャンバーやバレルは、VSRのコピーですが、HOP調整方式の違いでコンパクトにまとまっています。HOPが弱かったのは、押しゴムが柔らかく、圧力が足りない為でした。補正は容易です。
 インナーバレルの曲がりはデフォでしたので、交換前提ですね。長さは455㎜でした。右の画像に違和感を覚えた方は、目の良い方です。コメントはお察し下さい。



 トリガーブロックですが、寸法の関係で、基本システムはVSRとAPSの中間の様な感じですが、シアの開放は、下方です。分解すると、シアのスプリングが組み辛い造りになっていますので、お気を付け下さい。
 記事訂正 シアの開放はAPSと同様で前方開放でした。スプリングのテンション方向を勘違いしていました。お詫びと共に訂正致します。



 シリンダー関連ですが、内蔵スプリングのテンションを考えるとアルミ素材では不安があります。要、交換を前提が良いと思います。
 樹脂成型品も粗雑な仕上げですので、アッセンブルでの交換が理想でしょう。この固体では、クライアント様にVSRをご用意頂き、移植前提でのチューニングの予定です。
 流速調整用のスリーブでパワー調整されていますので、分解カスタムチューニングをされる方は、くれぐれも、銃刀法の遵守をお願い致します。

 画像は撮っておりませんが、スコープのレティクルは、調整軸とズレている仕様でした。レンズは明るいので、割り切れば問題ありません。

 バレル、シリンダーアッセンの入れ替えと、センター出し補正にてチューニング予定ですが、VSRの到着を待っての施工になりますので、カスタム記事は後日になります。

 VSRの移植が、一番リーズナブルなチューニングになるベースガンですので、海外製スナイパーライフルとしては、良い方なのではないでしょうか? SVDよりは、確実ですね!

 またの関連記事を、宜しくお願い致します。


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Posted by コンバットドール  at 20:00Comments(7)エアガンメンテ・カスタム 海外製